トップへ

工作機械製造業の業界動向
工作機械製造業の業界定義
工作機械製造業とは、金属工作機械とは切削・研削などにより、金属を加工する機械のことで、自動車や電気機器などの生産を行う。 金属加工機械の種類は、旋盤、ボール盤、中ぐり盤、フライス盤、研削盤、歯切り盤、マシニングセンタ、ターニングセンタ、放電加工機などがある。細分類ではその用途によって約300種類と非常に多くの種類に分けられる。
工作機械製造業界の市場規模
工作機械製造業界の現状・課題
受注総額は10年ぶり過去最高を更新
日本工作機械工業会の発表によると、2017年通年の工作機械受注額(速報値)は、前年比31.6%増の1兆6455億1600万円。外需は41.2%増の1兆161億8600万円、内需は18.6%増の6293億3000万円と、10年ぶりじ過去最高額を更新した。
幅広い規模のプレーヤーが存在
高い技術力とカスタマイズ
工作機械製造業界では、顧客の要望に応じて、専門家された機能などカスタマイズされた製品が多いため、製品ごとにその都度プロセスや組み立てや仕上げの工程を変更することが難しい。 一部の大手企業が取り扱えないオリジナルの製品で戦うことができるため、中小零細企業やいわゆる町工場などであっても、優れた技術力「職人技」があれば競争力を高めることができる業界でもある。
ニッチな市場が多数存在
顧客の細かなニーズに応えていくためには、時間とコストがかかる。このような市場においては大量生産型の大手メーカーに比べて、小回りが利き、対応力の高い中小零細企業の得意とするところが多い。
【主要企業】
出所:各社の有価証券報告書等
【国内設備投資の推移】
出所:経済産業省「製造業を巡る現状と政策課題」
大手企業の海外生産へのシフト
リーマンショック以降は、海外生産へのシフトが加速。工業製品のデジタル化・モジュール化の進展により、設備を導入すれば、一定水準のレベルを保った製品は製造可能となったため、比較的安価な労働力の確保できる新興国への生産シフトは加速してきた。 一方で、為替の影響を受けやすく、主な生産拠点となっていたアジア諸国での人件費の高騰といった要因もあり、国内へ生産を戻す動きも一部で起きている。
事業所数は減少傾向
景気の影響をダイレクトに受けやすい
工作機械製造業界は、特に国内外の景気の影響を受けやすい業界といえ好不況の波が大きい。
人材の確保・育成の難しさ(労働者不足、技術継承不足)
製造される製品の品質確保については、優秀な技術者や技能者によって実現されている。機械化が日々進歩している中でも、人の手に頼らざるを得ない繊細かつ緻密な部分の多い工作機械製造業においては、人材の確保と共に人材育成、専門性の高い技術力の伝承の重要性は高いといえる。
【業種別 後継者問題の実態】
出所:帝国データバンク「2016年 後継者問題に関する企業の実態調査」
【工作機械業界の国内生産比率】
出所:(一社)日本工作機械工業会調べ、(株)国際協力銀行調べより、経済産業省作成
工作機械製造業界におけるM&A活用のメリット
    譲渡側のM&Aのメリット
  • 後継者問題を解消できる
  • 創業者利益を得てハッピー・リタイアができる
  • 従業員の雇用を守ることができる
  • 事業の選択と集中ができる
    譲受側のM&Aのメリット
  • 新商品取扱いや生産体制の増強が図れる
  • 資材の仕入れなど、スケールメリットを享受できる
  • 得意分野や地域進出など、事業保管が図れる
  • スキル・経験の豊富な人材を確保できる
工作機械製造業界のM&Aのポイント
  • 工場の立地、生産体制、設備など
  • 人員体制(有資格者のの人数、年齢構成、経験)、労務問題(雇用形態)
  • 安定した販売体制や提案営業力の有無
  • 売上債権回収期間が長期化していないか
  • 新技術や新製品のへの対応力はどうか
工作機械製造業界のM&Aニュース
2017.12.01 マルカキカイ、北九金物工具の株式を取得し、子会社化
2017.09.22 オイレス工業、ユニプラを完全子会社化
2017.06.15 産業機械メーカーの月島機械、プラント機器メーカーの三進工業を子会社化
2017.04.07 日創プロニティ、金属精密切削加工会社の綾目精機を子会社化
会計事務所M&A無料相談はこちら
税理士無料紹介お問い合わせフリーダイヤル
電話番号